8/13(木)~8/15(土)は休診日となります。
よろしくお願いいたします。
年: 2026年

「最近、お口が乾くようになった」
「以前より口臭が気になる」
「食べ物が飲み込みにくい」
このような症状はありませんか?
その原因の一つとして、唾液の分泌量が減っている可能性があります。
高田馬場駅近くのいなげ歯科では、むし歯や歯周病を治療するだけでなく、大切な歯を長く残すための予防歯科に力を入れています。
今回は、毎日のお口の健康を支えている「唾液」の大切な働きについてご紹介します。
唾液は、お口を守る天然の防御システム
唾液は、単なる水分ではありません。
健康な成人では一般に1日約1~1.5リットル分泌され、食事や会話を助けながら、歯やお口の粘膜をさまざまなトラブルから守っています。
1.消化を助ける
食べ物をよく噛むと、唾液の分泌が促されます。
唾液には、でんぷんの消化を助ける酵素「アミラーゼ」が含まれています。また、食べ物を湿らせてまとまりやすくすることで、飲み込みやその後の消化を助けています。
2.飲み込みや会話をスムーズにする
唾液には、噛んだ食べ物をまとめて、飲み込みやすくする働きがあります。
唾液が少なくなると、次のような症状が現れることがあります。
- 食べ物が飲み込みにくい
- むせやすい
- 話しにくい
- 食事に時間がかかる
- 口の中がヒリヒリする
特にご高齢の方にとって、「噛む」「飲み込む」「話す」といったお口の機能を保つことは、日々の生活の質にも関わります。
3.むし歯から歯を守る
食事をすると、お口の中は酸性に傾き、歯の表面からカルシウムやリンなどの成分が溶け出します。
これを「脱灰」といいます。
唾液には、酸性に傾いたお口の中を中性に近づけるとともに、溶け出した成分を歯に戻して修復を助ける「再石灰化」の働きがあります。
つまり、唾液は歯をむし歯から守り、初期の小さなダメージを修復する役割を担っているのです。
ただし、再石灰化によって修復できるのは、歯に穴が開く前の初期段階に限られます。
進行したむし歯を唾液だけで治すことはできません。
4.食事をおいしく感じさせる
食べ物の味は、その成分が唾液に溶け、舌の味覚細胞に届くことで感じられます。
お口が乾燥すると、
- 味が薄く感じる
- 食事がおいしく感じられない
- 食欲が低下する
といった変化が起こることがあります。
「最近、味が分かりにくくなった」と感じる場合には、唾液の減少が関係しているかもしれません。
5.お口の中を清潔に保つ
唾液には、食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」があります。
さらに、細菌の増殖を抑えたり、お口の粘膜を乾燥や刺激から守ったりする働きもあります。
唾液が少なくなると、次のようなお口のトラブルが起こりやすくなります。
- むし歯
- 口臭
- 口腔乾燥症
- 舌や粘膜の痛み
- 入れ歯による傷や違和感
唾液が減る原因は、加齢だけではありません
唾液の分泌量は、加齢だけでなく、次のような原因でも減少することがあります。
- 水分不足
- 服用している薬の影響
- ストレスや緊張
- 口呼吸
- 全身疾患
- 唾液腺の病気
特に8月は、暑さによって汗をかきやすく、体内の水分が不足しがちです。
お口の乾燥だけでなく、熱中症を予防するためにも、のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。
唾液の分泌を促すためにできること
日常生活では、次のようなことを意識してみてください。
- 一口ずつよく噛んで食べる
- 水やお茶でこまめに水分を補給する
- 噛むことに問題がなければシュガーレスガムを活用する
- 口呼吸になっていないか確認する
- 唾液腺マッサージを行う
- 定期的に歯科医院でお口の状態を確認する
唾液腺のマッサージやガムの使用が適さない場合もあります。
お口の中に痛みや腫れがある方、飲み込みに不安がある方は、自己判断で行わず歯科医師へご相談ください。
高田馬場でお口の乾燥が気になる方へ
「口が乾く」「口臭が気になる」「以前より食べにくくなった」と感じる方は、年齢のせいと決めつけず、一度歯科医院で相談してみませんか。
高田馬場のいなげ歯科では、むし歯や歯周病の治療はもちろん、定期検診や予防歯科を通じて、大切な歯をできるだけ長く残すことを目指しています。
お口の乾燥には、生活習慣や服用している薬、全身の状態が関係していることもあります。
気になる症状をお聞きしながら、お口の状態を確認します。
高田馬場駅周辺で歯医者をお探しの方、お口の乾燥や口臭が気になる方は、いなげ歯科へお気軽にご相談ください。
>>当院へのアクセスはこちら
参考文献
- 日本歯科医師会「テーマパーク8020・むし歯」
- 日本老年歯科医学会『口腔機能低下症に関する基本的な考え方』
- Fejerskov O, Kidd EAM. Dental Caries: The Disease and Its Clinical Management.
夏だからこそ知っておきたい「酸蝕症」のお話
暑い夏になると、スポーツドリンクやビタミン飲料、健康ドリンクを飲む機会が増えてきます。
熱中症対策や体調管理には欠かせない飲み物ですが、「体に良い飲み物だから、歯にも安心」と思っていませんか?
実は、健康飲料やスポーツドリンクに含まれる「酸」によって、歯の表面が少しずつ溶けてしまう「酸蝕症(さんしょくしょう)」という病気があります。
むし歯や歯周病はよく知られていますが、近年では酸蝕症も歯の健康を損なう原因の一つとして注目されています。
高田馬場で予防歯科に力を入れているいなげ歯科でも、「最近歯がしみるようになった」「以前より歯が黄色く見える」といったご相談を受けることがあります。
その原因の一つが酸蝕症であることも少なくありません。
今回は、夏だからこそ知っていただきたい「飲み物と歯の健康」についてわかりやすくご紹介します。
飲み物には「pH(ペーハー)」があります
飲み物には、酸性・アルカリ性を示す「pH(ペーハー)」という数値があります。
一般的に、pH5.5以下になると歯の表面を覆うエナメル質は少しずつ溶け始めると考えられています。
むし歯は、むし歯菌が糖分を分解して作り出す酸が原因で起こります。
一方、酸蝕症は飲み物や食べ物そのものに含まれる酸によって歯が溶けてしまう病気です。
そのため、甘くない飲み物でも酸性が強ければ歯に影響を与えることがあります。
健康飲料でも油断はできません
健康を意識して選ばれることが多い
- スポーツドリンク
- ビタミン飲料
- 栄養ドリンク
- 黒酢飲料
- 野菜ジュース
- 炭酸飲料
これらの飲み物の中には、酸性度が高いものも少なくありません。
もちろん、これらを飲んではいけないということではありません。
問題になるのは、飲み方です。
例えば、
- 少しずつ何時間も飲み続ける
- 毎日何本も飲む
- 就寝前に飲む
- デスクワーク中にダラダラ飲み続ける
このような飲み方は、歯が酸に触れている時間が長くなり、酸蝕症のリスクを高めてしまいます。
歯を守るためにできること
健康飲料を楽しみながら歯を守るためには、少し飲み方を工夫するだけで十分です。
例えば、
- ダラダラ飲みを避ける
- 飲み終わったら水やお茶を飲む
- 飲んだ直後はすぐ歯磨きをせず、30分ほど時間を空ける
- 普段の水分補給は水やお茶を中心にする
- スポーツドリンクは必要な場面で上手に利用する
このような習慣を心掛けることで、歯への負担を大きく減らすことができます。
夏休みはお口の健康を見直すチャンスです
夏は生活リズムが変わり、スポーツドリンクや健康飲料を飲む機会が増える季節です。
お子さまは部活動やスポーツ、高校生・大学生は屋外活動、大人も熱中症対策としてスポーツドリンクを利用することが多くなります。
その一方で、知らないうちに歯が酸にさらされる時間が長くなっていることもあります。
もし、
- 最近歯がしみる
- 前より歯が黄色く見える
- 歯の先が薄くなったような気がする
- 冷たいものが以前よりしみる
と感じるようでしたら、それは酸蝕症の初期サインかもしれません。
酸蝕症は初期であれば進行を抑えられることも多く、早めのチェックが大切です。
高田馬場で歯医者をお探しの方へ
定期検診では、むし歯や歯周病だけでなく、酸蝕症の初期症状についても確認できます。
いなげ歯科では、お一人おひとりのお口の状態や生活習慣を確認しながら、将来もご自身の歯を長く守るための予防歯科をご提案しています。
「スポーツドリンクをよく飲むようになった」
「歯がしみる気がする」
「健康飲料を毎日飲んでいる」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
高田馬場で歯医者をお探しの方、予防歯科に力を入れている歯科医院をお探しの方は、ぜひいなげ歯科へご相談ください。
毎日の飲み物を少し意識することが、10年後、20年後もご自身の歯で食事を楽しむことにつながります。
参考文献・エビデンス
本記事は、酸蝕症および飲料の酸性度に関する現在の知見をもとに作成しています。
参考文献
- 北迫勇一「この飲み物はむし歯になりやすいかな?―健康飲料編―」nico 2007年10月号
- 日本歯科保存学会『う蝕治療ガイドライン』
- 日本口腔衛生学会『酸蝕症に関する基本的考え方』
- Featherstone JDB. Dental Caries: A Dynamic Disease Process.
- Lussi A, Jaeggi T. Dental Erosion: Diagnosis, Prevention and Management.
※本記事は一般的な歯科医療情報をわかりやすくお伝えすることを目的として作成しています。お口の状態は患者さんによって異なります。気になる症状がある場合は、お早めに歯科医院へご相談ください。
「特に痛いところもないから、今回の定期検診はお休みしよう。」
そんな理由で、歯科医院でのメインテナンスを中断してしまった経験はありませんか?
高田馬場駅の周辺で歯医者を探されている患者さんの中にも、「症状がないから大丈夫」と考えて足が遠のいてしまう方は少なくありません。
毎日お仕事や学業、家事などで忙しく過ごされていれば、ついつい後回しになってしまうお気持ちはとてもよく分かります。
しかし、お口の二大疾患である「むし歯」や「歯周病」は、自覚症状がないまま静かに進行していくのが一番の恐ろしさです。
「痛くなってから行く場所」から「痛くならないために行く場所」へ。
今回は、メインテナンスを中断することのリスクと、私たちがなぜ定期的な環境管理をおすすめするのか、その科学的な理由について詳しくお話しします。
メインテナンスの目的は「歯石取り」だけではありません
よく患者さんから「家で毎日ちゃんと歯を磨いているし、歯石もそんなに溜まっていないと思うから、まだ行かなくても大丈夫ですよね?」とご質問をいただくことがあります。
ここでぜひ知っていただきたいのは、歯科医院で行うメインテナンスの本質は、単なる「溜まった汚れを削り落とす作業」ではないということです。
プロフェッショナルによるメインテナンスには、科学的根拠に基づいた非常に重要な役割があります。
- バイオフィルムの徹底的な破壊
お口の中の細菌は、時間が経つと互いに結びつき、「バイオフィルム」という強固な膜を形成します。
これはキッチンの排水口にできるヌメヌメとした汚れと同じようなもので、毎日の丁寧なブラッシングだけでは完全に落としきることができません。
歯科医院でのメインテナンスでは、このバイオフィルムを専用の器具で徹底的に破壊・除去し、お口の中を安全な状態にリセットします。
- むし歯・歯周病の「超初期段階」での発見
精密な診査診断を行うことで、肉眼では見落としがちな微小なむし歯や、歯茎のわずかな炎症(歯周病の初期症状)を捉えることができます。
初期段階で発見できれば、大切な歯を大きく削る必要がなく、削らない「経過観察」や「予防処置」だけで対応できるケースが圧倒的に多くなります。
結果として、将来的に歯を失うリスクを最小限に抑える「保存治療」へとつながるのです。
歯周病は痛みがなく進行する「沈黙の病気」
メインテナンスを中断することで、最も目に見えないリスクが高まるのが「歯周病」です。
歯周病は、医学界では「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」と呼ばれています。その名の通り、初期段階では痛みやしみるような自覚症状がほとんどありません。
「歯みがきの時に少し血が出るかな?」と思う程度で、見過ごされがちです。
しかし、痛みが全くない間にも、歯周病菌は歯ぐきの奥深くへと侵入し、歯を支えている大切な骨(歯槽骨)を少しずつ、確実に溶かしていきます。
「歯がグラグラする」「急に歯ぐきが大きく腫れた」といった自覚症状が出た頃には、すでに重症化しており、最悪の場合は抜歯を余儀なくされるケースも珍しくありません。
当院が「症状がない時こそ、メインテナンスが最も価値を発揮する時間である」とお伝えしているのは、この痛みのない恐怖から患者さんの大切な自歯を守り、生涯にわたってご自身の歯で食事を楽しんでいただきたいからなのです。
なぜ「定期的」なメインテナンスが必要なのか?
お口の中の状態やリスクの高さは患者さんごとに異なりますが、歯科医学的なデータとして、破壊したバイオフィルム(細菌の膜)はおよそ3〜4ヶ月が経過すると、再び悪性度の高い状態(むし歯や歯周病を引き起こしやすい状態)に戻ってしまうことが分かっています。
つまり、細菌が再び悪さを働き始める手前のタイミングで定期的にプロの手でリセットをかけることが、お口の健康を維持するために最も効率的で、確実なアプローチなのです。
万が一、期間が空いてしまっていたとしても、どうぞ気になさらないでください。
事情があってブランクがあいたとしても、それを責めるようなことは決してありません。
むしろ「またお口の健康に向き合おう」と思われたその日こそが、これからの健康な人生を守るための素晴らしい新しいスタートです。
>>予防歯科はこちら
高田馬場で大切な歯を生涯守りたい方へ
いなげ歯科では、患者さん一人ひとりのお口のリスクやライフスタイルに寄り添い、科学的根拠(エビデンス)に基づいた最適な予防歯科とメインテナンスを行っています。
マイクロスコープやCTを用いた精密な診査のもと、単に疾患を「治す」だけでなく、トラブルの原因そのものを「作らない・再発させない」環境づくりをチーム医療でサポートいたします。
高田馬場駅近くで、5年後、10年後、そしてその先もずっとご自身の健康な歯を保ちたいとお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
皆様のご来院を、心よりお待ちしております。
高田馬場で予防歯科に取り組むいなげ歯科には、「どの歯磨き剤を選べばよいですか?」というご質問をいただくことがあります。
テレビCMやドラッグストアの売り場を見ると、「爽快感」「超クール」「ミント強化」などの言葉が並び、ついスースーする歯磨き剤ほど効果が高いように感じてしまいます。
しかし実際には、歯磨き後の爽快感と予防効果は必ずしも一致しません。
今回は歯磨き剤に含まれる「メントール」について、予防歯科の視点からお話しします。
スースーする正体はメントール
歯磨き後に感じる爽快感の多くは、メントールによるものです。
メントールはハッカやミントに含まれる成分で、口の中の冷たさを感じる神経を刺激することで清涼感を生み出します。
そのため、お口の中がさっぱりしたように感じますが、メントールそのものに歯垢(プラーク)を除去する働きがあるわけではありません。
つまり、爽快感はあくまで「感覚」であり、歯がきれいになったかどうかとは別の話なのです。
「磨けた気分」が落とし穴になることも
予防歯科で問題になるのは、メントールの爽快感によって「しっかり磨けた」と感じてしまうことです。
歯ブラシで歯垢を取り除くには、歯と歯の間や歯ぐきの境目まで丁寧にブラッシングする必要があります。
ところが、強い清涼感によって早い段階で満足してしまい、十分なブラッシング時間を確保できていないケースも少なくありません。
実際に歯科医院で染め出しを行うと、「毎日きちんと磨いているつもりだったのに」という方でも磨き残しが見つかることがあります。
予防歯科で大切なのは、スースーすることではなく、歯垢が確実に取り除けていることです。
お子さんや刺激が苦手な方は低刺激タイプもおすすめ
メントールは決して悪い成分ではありません。
ただし、小さなお子さんや刺激に敏感な方の場合、辛さによって十分な時間ブラッシングできなくなることがあります。
また、お口が乾きやすい方や粘膜が敏感な方では、刺激を強く感じることもあります。
そのような場合は低刺激タイプの歯磨き剤を選ぶことで、無理なくセルフケアを続けられることがあります。
歯磨き剤選びで本当に大切なこと
歯磨き剤を選ぶ際に大切なのは、メントールの強さではありません。
むし歯予防を重視するならフッ化物(フッ素)の濃度、歯周病予防を重視するなら抗炎症成分や殺菌成分、知覚過敏があるなら症状に対応した成分など、ご自身のお口の状態に合わせて選ぶことが重要です。
そして何より大切なのは、歯磨き剤よりも毎日のブラッシング習慣です。
どれほど高機能な歯磨き剤でも、歯ブラシが歯面にしっかり当たっていなければ十分な予防効果は期待できません。
いなげ歯科では、高田馬場で予防歯科に取り組む歯科医院として、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせたセルフケアのアドバイスを行っています。
歯磨き剤選びで迷われている方は、お気軽にご相談ください。
>>当院のアクセスはこちら
エビデンスコーナー
メントールは口腔内に清涼感を与える成分として広く使用されていますが、プラーク除去の主体は歯ブラシによる機械的清掃です。むし歯予防については、フッ化物配合歯磨き剤の継続使用が高いエビデンスレベルで推奨されています。フッ化物は歯の再石灰化を促進し、酸に対する抵抗性を高めることでむし歯発症リスクを低下させます。また、歯磨き後に少量のフッ化物を口腔内に残すことが予防効果の向上につながることも報告されています。歯磨き剤は爽快感だけで選ぶのではなく、自分のお口の状態に合った成分を選択することが大切です。
【参考文献】
・日本口腔衛生学会「フッ化物応用の科学」
・World Health Organization Oral Health Fact Sheet
・Cochrane Review: Fluoride toothpastes for preventing dental caries in children and adolescents
こんにちは、いなげ歯科です。
皆さんは、お口の健康と睡眠が関係していることをご存じでしょうか。
「歯医者なのに睡眠?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし近年、歯科医療の世界では、睡眠の質がお口の健康や歯の寿命に大きく関わっていることが分かってきています。
むし歯や歯周病を予防するためには、歯磨きや定期検診だけでなく、質の良い睡眠も大切な要素なのです。
睡眠中のお口は細菌が増えやすい
私たちのお口の中では、唾液が細菌の増殖を抑えたり、歯を修復したりする重要な働きをしています。
ところが睡眠中は唾液の分泌量が大幅に減少します。
そのため、就寝前の歯磨きが不十分な状態で眠ると、お口の中の細菌は一晩中増殖し続けることになります。
朝起きた時に口の中がネバネバしたり、口臭が強くなったりするのはそのためです。
つまり、寝る前のセルフケアは一日の中でも特に重要なのです。
睡眠不足は歯周病を悪化させることがあります
歯周病は細菌感染によって起こる慢性的な炎症性疾患です。
一方、睡眠不足が続くと身体の免疫機能が低下し、炎症を抑える力も弱くなります。
その結果、
・歯ぐきが腫れやすい
・出血しやすい
・歯周病治療の反応が悪くなる
といった状態につながる可能性があります。
近年では、睡眠不足と歯周病の関連を示す研究も報告されており、お口の健康を守るためには生活習慣そのものを見直すことが重要と考えられています。
歯ぎしり・食いしばりは歯の寿命を縮めることも
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、多くの方が自覚していません。
しかし実際には、
・歯がすり減る
・歯にヒビが入る
・詰め物や被せ物が壊れる
・知覚過敏が起こる
・顎関節症になる
など、さまざまなトラブルの原因になります。
特に歯周病によって支えが弱くなった歯に強い力が加わると、歯の寿命を縮めてしまうこともあります。
当院でも定期検診の際に、歯の摩耗や咬耗の状態から歯ぎしりの有無を確認することがあります。
いびきや無呼吸もお口と関係しています
近年注目されているのが睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠中に呼吸が何度も止まる病気で、
・大きないびき
・日中の眠気
・集中力低下
・高血圧
などとの関連が知られています。
実は、顎の形や舌の位置、歯並びなどがお口の中の気道の広さに影響することがあります。
歯科では医科と連携しながら、マウスピースによる治療が行われる場合もあります。
睡眠の問題は全身の健康だけでなく、お口の健康とも深く関係しているのです。
歯を長持ちさせるためにできること
私たちは歯を守るために、
・丁寧なセルフケア
・定期的なメインテナンス
・むし歯や歯周病の予防
を大切にしています。
しかし、それだけでは十分ではありません。
質の良い睡眠を確保し、身体の回復力や免疫力を維持することも、お口の健康を守る大切な要素です。
もし、
「朝起きると顎が疲れている」
「歯ぎしりを指摘されたことがある」
「いびきが気になる」
といった症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
歯科医院は歯を治療するだけでなく、生涯にわたってお口と全身の健康を支える場所でもあります。
>>いなげ歯科へのアクセス・診療時間
エビデンス・参考文献
睡眠と口腔健康の関連については、近年多くの研究が報告されています。睡眠不足は免疫機能の低下や慢性炎症と関連し、歯周病のリスク因子となる可能性が示されています。また、睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり)は歯の摩耗や破折、顎関節症との関連が国際的に認められています。さらに睡眠時無呼吸症候群は高血圧、糖尿病、心血管疾患との関連が報告されており、歯科領域でもマウスピース治療が広く活用されています。近年の予防歯科では、お口だけでなく生活習慣や睡眠を含めた包括的な健康管理の重要性が重視されています。
【参考文献】
American Academy of Sleep Medicine (AASM)
Lobbezoo F, et al. Journal of Oral Rehabilitation. 2018.
日本睡眠学会 睡眠時無呼吸症候群診療ガイドライン
厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と健康」
Journal of Clinical Periodontology
こんにちは。高田馬場いなげ歯科です。
最近、当院には「昔入れた奥歯の銀歯を、自然な白い歯に変えたい」「前歯の見た目や形をきれいに整えて、思いきり笑えるようになりたい」という審美歯科のご相談が増えています。
お口元が明るくなると、自分に自信が持てるようになりますし、周囲に与える第一印象も大きく変わりますよね。
しかし、審美歯科治療を検討する際、多くの方が「見た目の美しさ」や「費用の安さ」だけで医院を選んでしまいがちです。
実は、本当に満足できる審美歯科治療には、見た目以上に大切な「ある条件」があります。
今回は、治療した白い歯を10年、20年と長持ちさせるために、絶対に知っておいていただきたいポイントをお話しします。
1.現在の審美歯科は「見た目 + 長期的な健康」の時代へ
ひと昔前の審美歯科といえば、「とにかく歯を真っ白にする」「芸能人のような不自然なほど白い歯を入れる」というイメージが強かったかもしれません。
しかし、現在の先進的な審美歯科は大きく進化しています。
単に見た目を白くするだけでなく、「いかに天然の歯と調和させるか」、そして「治療した歯をいかに長持ちさせ、むし歯の再発を防ぐか」という、機能性と予防の視点が不可欠になっています。
どんなに美しいセラミックを入れても、数年で中でむし歯が再発してしまっては、せっかくの投資も時間も無駄になってしまうからです。
2.セラミックを長持ちさせるカギは「ミクロン単位の隙間」
セラミック治療後に、詰め物や被せ物の隙間から再びむし歯になってしまうことを「二次むし歯(二次カリエス)」と呼びます。
この二次むし歯を防ぎ、治療を長持ちさせる最大のポイントは、歯とセラミックの間の「隙間(ギャップ)」を極限までなくすことです。
ここにわずかでも隙間があると、目に見えない細菌が入り込み、気づかないうちに中でむし歯が広がってしまいます。
そのため、高田馬場いなげ歯科では、肉眼の数十倍に視野を拡大できる「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」を駆使した超精密治療を行っています。
マイクロスコープを使うことで、肉眼では見落としてしまう微細な段差を正確に整え、型取りや接着を行うことができます。
このミクロン単位のこだわりこそが、細菌の侵入を徹底的にシャットアウトし、圧倒的な「長持ち」を実現するのです。
3.美しい口元を支えるのは「健康な歯ぐき」と「メインテナンス」
もう一つ、審美歯科で忘れてはならないのが「歯ぐき(歯肉)」の状態です。
どれだけ透明感のある美しいセラミックを入れても、土台となる歯ぐきが歯周病で腫れていたり、赤黒くなっていたりしては、本当の美しさとは言えません。
また、治療後の美しい状態をキープするためには、歯科医院で行う専門的なクリーニング(PMTC)による定期的なメインテナンスが不可欠です。
歯科医学的な長期臨床データでも、定期的なプロフェッショナルケア(PMTC)を継続しているグループは、修復物が外れたり、新たなむし歯ができたりする確率が劇的に低いことが科学的に証明されています。
「治療して終わり」ではなく、「治療してからがスタート」。これが、当院が大切にしている予防をベースにした審美歯科の考え方です。
高田馬場で「自然で長持ちする審美歯科」をお探しの方へ
高田馬場いなげ歯科では、マイクロスコープによる高度な精密治療と、科学的根拠(エビデンス)に基づいた予防メインテナンスを組み合わせることで、患者さん一人ひとりに最適な「美しさと健康が調和した口元」をご提案しています。
- 「自分の場合はどんな素材(セラミックなど)が合うのだろう?」
- 「銀歯を白くするのに、具体的な期間や流れは?」
- 「費用や耐久性について詳しく知りたい」
そうした疑問や不安をお持ちの方のために、当院のWebサイト内に【審美歯科・セラミック治療の詳細解説ページ】をご用意いたしました。
各治療メニュー(セラミッククラウン、インレー、オールセラミックス等)の特徴や、詳しい治療ステップ、そして当院がこだわる精密治療の理由について、分かりやすくご紹介しています。
高田馬場で、10年後・20年後も見据えた納得のいく審美歯科治療を受けたい方は、ぜひ下記のリンクから詳細ページをご覧いただき、お気軽にご相談ください。
最近、「ホワイトニング」という言葉をよく耳にするようになりました。
高田馬場周辺でもホワイトニングサロンが増え、「歯医者のホワイトニングと何が違うの?」というご質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、ホワイトニングサロンと歯科医院のホワイトニングは、目的も仕組みも異なります。
■ ホワイトニングサロンでできること
ホワイトニングサロンでは、歯の表面についた着色やくすみを落とし、見た目を明るくすることができます。
コーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどによる「ステイン(着色汚れ)」を除去することで、歯本来の色に近づけるイメージです。
ただし、使用できる薬剤には制限があるため、歯そのものの色を変える“漂白”はできません。
■ 歯科医院で行うホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングは医療行為です。
過酸化水素や過酸化尿素など、医療機関でのみ使用できる薬剤を使い、歯の内部に作用させることで、歯そのものの色を白くしていきます。
また、歯科医院では単に白くするだけでなく、
・むし歯の有無
・歯ぐきの状態
・知覚過敏のリスク
・詰め物や被せ物との色調バランス
などを確認しながら、安全性に配慮して進めていきます。
■ 実は大切な「クリーニング」
ホワイトニングの効果をしっかり引き出すためには、事前のクリーニングがとても重要です。
歯の表面に着色や汚れが残っている状態では、ホワイトニングの効果が十分に発揮されないことがあります。
そのため、まずは専用の器具とペーストを用いたプロフェッショナルクリーニングで歯の表面を整え、その後ホワイトニングを行うことで、より自然で透明感のある白さにつながります。
■ どちらを選べばいいの?
目的によって選び方は変わります。
- 軽く明るくしたい
- 気軽に試してみたい
→ ホワイトニングサロン - しっかり白くしたい
- 安全面も含めて相談したい
→ 歯科医院でのホワイトニング
という選択になることが多いでしょう。
■ いなげ歯科のホワイトニングの考え方
いなげ歯科では、ホワイトニングを単なる“見た目の白さ”だけではなく、お口全体の健康管理の一部として考えています。
当院には、日本歯科保存学会の上級医が在籍しており、できるだけ歯を削らず、歯を残すことを大切にした診療を行っています。
また、CTやマイクロスコープなどの設備を活用し、お口の状態を丁寧に確認したうえで、一人ひとりに合った方法をご提案しています。
ホワイトニングに興味はあるけれど、
- 自分に合っているのか分からない
- 知覚過敏が心配
- どこまで白くできるのか知りたい
という方も、お気軽にご相談ください。
「白くしたい」と思ったそのタイミングは、ご自身のお口と向き合う良いきっかけでもあります。
高田馬場でホワイトニングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
■ 参考文献・エビデンス
・Haywood VB, Heymann HO.
“Nightguard vital bleaching”
《Quintessence International, 1989》
・Joiner A.
“The bleaching of teeth: A review of the literature”
《Journal of Dentistry, 2006》
・Carey CM.
“Tooth whitening: what we now know”
《Journal of Evidence-Based Dental Practice, 2014》
・Kwon SR, Wertz PW.
“Review of the Mechanism of Tooth Whitening”
《Journal of Esthetic and Restorative Dentistry, 2015》
・日本歯科審美学会
「ホワイトニングに関するガイドライン」
・厚生労働省
「医療機関で取り扱う医療用ホワイトニング材に関する考え方」

高田馬場駅 戸山口から徒歩2分。
いなげ歯科です。
4月、新しい生活が始まるこの時期は、日々の習慣や健康について見直す良いタイミングです。
仕事や学校だけでなく、「歯科との付き合い方」についても、少し立ち止まって考えてみませんか。
今回は、私たちが日々の診療の中で感じている
「大人の歯科受診の現状とこれからの考え方」についてお話しします。
未処置のむし歯が約3割という現実
厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、
20代以降の約3割の方が、治療されていないむし歯を持っているとされています。
また、年に1回以上歯科医院に通う人は約半数。
つまり、多くの方が歯科を受診しないまま日常生活を送っているというのが現状です。
むし歯や歯周病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
気づいたときには進行しており、結果として大きな治療が必要になるケースも少なくありません。
「削る治療」から「守る医療」へ
歯科医院に対して、「削る」「痛い」「怖い」といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし現在の歯科医療は、できるだけ削らない・抜かないための“診査・診断と予防”へと大きく変わっています。
いなげ歯科では、日本歯科保存学会の上級医が在籍し、
歯を残すための保存治療を重視しています。
CTやマイクロスコープなどの精密機器を用いて、
状態を正確に把握したうえで、
「本当に必要な治療だけを行う」という考え方を大切にしています。
精密な診断が、将来の選択を変える
歯科治療は、その場しのぎではなく、
将来を見据えた判断が重要になります。
例えば、
早期に発見できれば、小さな処置で済む
神経を残せる可能性が高くなる
歯の寿命を延ばすことにつながる
といった大きな違いが生まれます。
そのためには、
「痛くなってから」ではなく、
定期的に状態を確認することが何より大切です。
ご家族で通える歯科医院として
いなげ歯科では、
一般歯科から予防歯科、矯正歯科、小児歯科、審美歯科まで、幅広い診療に対応しています。
お子さまには、歯並びだけでなく呼吸や姿勢まで考えた成長期のサポートを。
大人の方には、見た目だけでなく機能や将来性を考えた治療を。
ご家族それぞれのライフステージに合わせて、
長く通っていただける歯科医院でありたいと考えています。
新年度のスタートに、まずは一度チェックを
もし、しばらく歯科医院に行っていない
痛みはないけれど不安がある
自分の状態をきちんと知りたい
そう感じている方がいらっしゃれば、
新年度のこの機会に、一度お口のチェックを受けてみてください。
これからの歯科との付き合い方
歯科医院は、
「治療のために行く場所」から、
「健康を守るために通う場所」へと変わりつつあります。
いなげ歯科は、
「できるだけ削らない・抜かない」ことを前提に、
患者さま一人ひとりにとって最善の選択を一緒に考えていきます。
新しい季節の始まりに、
お口の健康も見直してみませんか。
こうした考え方は世界的にも広く支持されており、
定期的なメインテナンスと予防的介入が歯の喪失リスクを低減することは、
Cochrane Database of Systematic Reviews(定期的歯科検診の有効性)や、
Axelsson & Lindhe による長期追跡研究(予防プログラムによるう蝕・歯周病の抑制効果)など、
複数の研究によって示されています。
当院は暦通りの休診日となります。
よろしくお願いいたします。











